パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
今回、紹介したい本は
「30代を無駄に生きるな」です。
この記事は”5分で読める”要約となっており、忙しい人でも効率よく読書体験ができます
- どんな内容なのか
- どんな悩みを解決できるか
- 著者について
- 本の要約
- 本の感想
さっそく行きましょう!
ひとこと要約「人生で一番大切な時期を惰性で生きるな」
今回だけは本書の中で紹介されている言葉があまりにも心に刺さったので、そのままお借りしました。
仕事について
- 独立する?
- 起業する?
- 転職する?
- 昇進を目指す?
家族について
- 結婚する?
- 独身で居続ける?
- 子供をつくる?
- 子供はつくらない?
マイホームについて
- 購入する?
- 購入しない?
人間関係について
- 今のままでいい?
- 新たな出会いを求める?
30代はまさに「選択」と「決断」を問われる、人生で一番分岐点の多い時期です。
20代までは若さと勢いでなんとかなった。
選択も決断も先延ばしにしてきたことをあったかもしれない。
でも30代ではそうはいかない。
この10年がこの後の人生に大きく左右します。
あなたは「30代をどう生きるか」決まっていますか?
パパリーマンの悩み
30代をどう生きるべきかわからない・・・
私は、まさに30代のど真ん中です!
本当に多くの悩みと選択に迫られています。
以前「10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」で紹介させていただいた「キャリア思春期」です。
将来を見据えて「30代をどう生きるか」を自問自答してみる必要があるのかも。
この30代を必死に考え抜き、行動し続ける。
その答えは40歳になった時にでると思っています。
- 30代
- 20代後半
(30代を迎える準備をしている) - 子育てを終えられた40代ママ
著者
永松 茂久(ながまつ しげひさ)
株式会社人材育成JAPAN 代表取締役
大分県中津生まれ。2001年26歳、わずか3坪のたこ焼き屋から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで県外から毎年1万人を集める大繁盛店になる。
自身の経験をもとに体系化した「一流の人材を集めるのではなく、いまいる人間を一流にする」いうコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で多くの講演やセミナーを実施。
現在は経営、講演だけではなく執筆、人材育成、出版コンサルなど数々の事業を展開する実業家。
自身の実業・出版・講演の経験をベースに、これから飛び立つ人たちのコーチングプログラム「NEXT」をスタート。
著書「話し方が9割」は2021年年間ベストセラーランキング総合1位
要約
いきなりですが、本書の結論はこうです!
人生の9割が決まる。
この10年をどう生きるか。
著者の永松さんは、仕事上で多くの方たちと話をしていた気づいたことがあるそうです。
いわゆる成功者と呼ばれる人に共通するのは「30代を惰性で生きていない」という事実です。
40代で何かを変えようしている人もいますが、その多くがこのようなことを口にするそうです。
30代の倍の時間、労力がかかる。もう少し早く始めたらよかった
ではこの大切な30代を、より素晴らしい10年にするために、私たちはどうしたらいいのか?
本書の中からパパリーマン的に気になった3つをまとめさせていただきます。
あなたはいまどこに立っているのか?
これからの生き方を考えるうえで、まずはこれをやってください。
ゴールの設定をしている人はいます。
「お金持ちになりたい!」
「自分の会社をもちたい!」
ただそれでは十分ではありません。
例えるなら、GPSが搭載されてなく現在位置のわからないナビゲーションに、目的地の入力をしている状態です。
現在位置がわからなければ、もちろんゴールまでのルートもわかりません。
- 一般道みたいにゆっくり行っても目的の時間までに間に合うのか?
- 多少の代償を払ってでも高速道路みたいに時間効率を優先して行ったほうがいいのか?
こんなことも判断できない状態です。
まずは現在位置を知る必要があります。
現在地を知るために効果的なのが「自分の棚卸し」です。
「IT企業で働くサラリーマン」「一児の母」など職業や社会的ポジションを客観的に明確することも必要です。
さらにもっと本質的にところも必要となります。
- 何が好きで、何が嫌いなのか?
- 何が得意で、何が不得意なのか?
- これから何がやりたい?
- やりたくないことは何?
- 大切にしているのは何?
- 手放したいものは何?
- 何をしている時に幸せを感じる?
- 不満を感じる?
自分がどんな人間なのかわかると自分の現在位置がわかる。
そこをしっかりと把握できれば、これからの自分に必要なことが見えてくる。
いいメンターを持つ
あなたにはメンターと呼べる人はいるだろうか?
あなたが尊敬して、こんなふうになりたいと思うことができる人
人生の師であり、人生のナビゲーターの役割をしてくれる人
30代は選択の連続です。
だからこそ迷い、立ち止まってしまうこともあるだろう。
そんなときに助けてくれるのがメンターです。
30代は人の意見を素直に受け入れることができる、もっとも適した年代です。
柔軟な心をもっているからこそ、メンターの存在を持ち、その人から徹底的に学ぶことができます。
まだメンターと呼べる人がいない人は、こんなアンテナを持ち、人生の師を自ら選択しよう。
- 「この人はどうしてこんなに成功しているのだろうか?」
- 「なぜこの人のまわりにはたくさんの人が集まるのだろうか?」
何もしていないところに「あなたのメンターにならせてください」など声をかけてくることはほぼ無いと思います。
もしあるとしたら詐欺師か情報商材を売りつけようとしている人だと思います。
行動して自分自身でいいメンターを見極め、選択する力をもつことが重要です。
ここからは本書の中には書かれていないのですが、パパリーマン的補足をさせていただきます。
私もまだメンターと出会うことがでていません・・・
会うことができない人の人生観を知ることができたり、過去の人の考え方を知ることができたりします。
私は何か行き詰まったときには本を読むようにしています。
ただし、本を読む場合は、ひとつに質問に対して賛成も反対も出てくる場合があります。
特に人間は「確証バイアス」のように自分に都合のいい情報だけを集めてしまいます。
あくまで本の内容を参考にして、自分で判断する必要があります。
いかに「徳」を積み上げることができるか
30年以上生きているとさまざま人たちとの出会いがあったと思います。
「人は、出会いなくして成長なし」
30代は人生のおいても、一番出会いの場が増える年代です。
だからこそ、成長するチャンスが増えるということでもある。
そこで心がけないといけないのは、出会った人と持ちつ持たれつの貸し借りのバランスです。
貸し借りのバランスの中で「借り」より「貸し」の数が大きい方がいいです。
本書の近所のお坊さんの「徳々銀行」の話がおもしろかったので紹介させていただきます。
人は誰かに喜んでもらえることをした時点で、目に見えない預金が増える。この預金のメモリを「徳」と呼ぶ。この「徳々預金」を預ける銀行は天に存在する。ひとつ人に良いことをする。そうすると、「貸し徳」の預金が1となる。さらに、相手に気づかれずに喜ばれることをした場合は、「貸し徳」の預金は10となる。やったことを相手が知らないほど、多くの徳を積むことになるのだ。だからこそ人に良いことをすれば、結果的に自分が一番得をする。
引用元:『30代を無駄に生きるな』
私はこの話を聞いて猛烈に反省しました。
どうしてもやったことをアピールして認めてもらいたくなってしまう。
おそらく、誰にも気づかれないままトイレ掃除をしたとしてもわざとらしくやった感をアピールしてしまう・・・
30代の10年間でいかに徳を積めるか。
40代になったとき、徳の預金に大きな差がつけられるよう、惜しまずに、貸しまくろう。
最初は自分のためでもいい。いきなり人のためと力まなくてもいい。まずは、できることからでいいんだ
引用元:『30代を無駄に生きるな』
まとめ
本書の中では「40歳をビジネスマンの第一定年と考えよう!」とあります。
おそらく迷うな!悩むな!と言われても無理だと思います。
だからこそおもいっきり悩んで迷って行動し続けてみようと考えています。
本書は、「そのままでいいんですよ」や「あなたはあなたのままで」みたいに安心させてくれるような内容ではないです。
でも素晴らしい未来への骨組みを作ってくれる30代の過ごし方が知ることができます。
すべてが当てはまるわけでもないかもしれませんが、何かひとつでも心に響くものがあれば、是非行動してみましょう!
素敵な40代を迎えれるように、一緒に頑張りましょう!
まだまだ紹介しきれてない部分もたくさんあります。是非一度読んでみてください!!