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【要約】5分で読める『パン屋ではおにぎりを売れ』/柿内 尚文

パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。

今回、紹介したい本は
「パン屋ではおにぎりを売れ」です。

パパリーマン店長

この記事は”5分で読める”要約となっており、忙しい人でも効率よく読書体験ができます

この記事でわかること
  • どんな内容なのか
  • どんな悩みを解決できるか
  • 著者について
  • 本の要約
  • 本の感想
  • オーディオブックの基本情報
パパリーマン店長

”オーディオブック”を活用すればもっと効率よく読書体験できます

目次

ひとこと要約「あなたは考える技術をいくつ知っていますか?」

ほとんどの人が「考える」ということをあえて意識的にやっていないと思います。

「考える」には技術(方程式)がある

本書で言う「考える」=「目標を達成するために考えること」を指します。

突然ですが、本書の中で紹介されていた例文が非常にわかりやすかったので引用します。

これからの問題を1分で考えてみて下さい。

問題 ニューヨークで、明太子を売ろうと思います。ニューヨークでは、生の魚の卵を食べる習慣がなく、むしろ気持ちの悪いものととらえてまいます。どうしたらニューヨークで明太子を広めることができるでしょうか?

答え アメリカ人はフランス料理をリスペクトする傾向にある。「生の魚の卵」という言い方をせず「ハカタ スパイシーキャビア」というネーミングで売り出す。

ちょっとした工夫で、結果がまったく変わった事例です。

考える技術は、仕事にも、人間関係にも、恋愛にも、家族のことにも、いろんな場面で大きな力になります。

それだけ考える技術には難問を突破する力があるということです。

本書では「考える技術(方程式)」を身につけることができます!

パパリーマンの悩み

パパリーマン店長

パン屋でおにぎり?

いつも何かの悩みを解決するために本を手に取りますが、今回はすこし違いました。

今回は単純に本のタイトルに惹かれました。

同じように柿内 尚文さんの著書『バナナの魅力を100文字で伝えてください』があります。

本当に柿内さんは、タイトルだけで人の興味を惹きつける才能にあふれていると思います。

本書は、日常で起こる全ての場面で役立つ「考える技術」をわかりやすく説明してくれています。

こんなひとにおすすめです
  • 困難を乗り越える力が欲しい
  • 人間関係を良好にしたい
  • いいアイデア生み出したい

著者

柿内 尚文(かきうち たかふみ)

編集者。1968年生まれ。東京都出身。

慶應義塾大学文学部卒業後、読売広告社→ぶんか社→アスキーを経て、株式会社アスコム取締役編集局長に就任。

長年、雑誌や書籍の編集に携わり、これまで企画した本の累計発行部数は1000万部以上。

10万部を超えるベストセラーは50冊以上。

現在は本の編集だけではなく、企業のクリエイティブコンサルティングや講演やセミナーの講師など多岐にわたり活躍中。

要約

「考える」について最初に知ってほしいこと

考える=「広げる」+「深める」

  • 「広げる」 
    可能性を考えていくこと
  • 「深める」 
    本質的価値を考えていくこと

考える」の基本は
「広げる」「深める」

たとえば、あなたが「おにぎり」の販売戦略を任せられとします。

「広げる」

「おにぎり」×「具材」、
「おにぎり」×「食べ合わせ」、
「おにぎり」×「シチュエーション」

「広める」とは、いままで存在していなかったものを生み出すことや新しい価値をつくることです。

「深める」

「おにぎり」の良いところや悪いところ、「おにぎり」を食べたくなる心理

「深める」とは、そもそもの価値や本来から持っているものなどについて考えることです。

「考える」と「思う」はまったくの別物

  • 「思う」 
    頭に浮かんでくる、感じること
  • 「考える」 
    目的のために意識的に思考すること

よく頭の中に浮かんだことを「考える」と勘違いしていることがあります。

「一生懸命考えたのですが、答えがまったくわかりませんでした」という人がいます。

この場合は、「考えている」のでなく、「思っている」状態がほとんどです。

英語でいうと
「考える=think」「思う=feel」

おそらくこの人は「何も思い浮かばないな・・・」と思っているはずです。

それでは残念ながら答えはでません。

「考える技術」を思い通りに使いこなす

「考える技術」でアイデアを生み出すためには。3つの大切なルールがあります。

アイデアを生み出す3つのルール
  1. ゴールを決める
  2. インプットした現状を整理する
  3. 考える=
    「考えを広げる」+「考えを深める」

ここからはそれぞれについて詳しく説明していきます。

ゴールを決める

すべての思考にはまず
「ゴール(=目的)」の設定が必要

ゴール(=目的)によって方向性や手段が大きく変わってきます。

もしゴールがはっきりしない場合は、霧の中を車で走るみたいなものです。

たとえば、「今期の売上目標は100万円を目指そう」と「今期の売上目標は1億円を目指そう」では全然違います。

インプットして現状を整理する

現状を整理するために必要なことが3つあります。

  1. 課題を決める
  2. 必要な情報をインプットする
  3. インプットした情報を整理する

今回はさきほどの「今期の売上目標は1億円」をゴールして設定したとします。

課題を決める

ゴールに向かうための課題はなにかを決めます。

(課題)新商品の開発が必要

必要な情報をインプットする

課題を解決してゴールに向かうためのインプットをする。

(インプット)すでにヒットしている商品の研究、市場のニーズ、競合の情報

インプットした情報を整理

・人間の心にある普遍性、本音を考えながら情報を整理する

・インプットした情報を疑う

(情報整理)「人間は面倒が嫌い、楽しいことが好き」「本当に正しい情報なのか」

考える=「考えを広げる」+「考えを深める」

ここからは実際に「広げる」方法と「深める」方法について紹介させていただきます。

考えを広げる方法

考えを広げる方法
  • かけあわせ法
  • 数珠つなぎ連想法
  • ずらす法
  • 脱2択
  • まとめる法
  • あったらいいな

この中でもパパリーマン的に2つに厳選して紹介させていただきます。

かけあわせ法

この方法はとりあえず思いついたものと片っ端からかけあせていく方法です。

「創造とは結びつけることである」

スティーブ・ジョブス

「かけあわせ法」は出会ったことがない言葉と言葉を合わせていきます。

やり方は、とても簡単です。

まずはキーワードを考えます。

キーワードに思いついた言葉をかけわせてみて、奇跡の出会いが生まれるまひたすら続けます。

本書の中では「社員の離職率を下げるプランを考える」いう課題で考えています。

「脱離職」にいろんな言葉をかけあわせます。

脱離職のかけあわせ法
  • 脱離職ランチ
  • 脱離職休暇
  • 脱離職表彰
  • 脱離職プレゼント
  • まいにち脱離職
  • 週一脱離職
  • 脱離職名人
  • 脱離職チャンピオン

重要なのはあまり意味を考えすぎないことです。

この方法でヒット成功例は「うんこ漢字ドリル」

まさにかけあわせ法によって、新たな価値を生み出した、素晴らしい発想です。

数珠つなぎ連想法

「数珠つなぎ連想法」は出会ったことがあるもの、イメージできるものをどんどんつなげていきます。

既存のものに新しい魅力、価値を発見したいときに使ってみましょう。

本書の中では「さびれてきている商店街の活性化」を課題で考えています。

まずは真ん中に「商店街」と書き込みます。

そこから連想して、「食べ歩き」「ウォーキング」「人」「イベント」など、思いつくまま広げていきます。

さらに「食べ歩き」から「弁当」「昼食」「サブスク」などとつなげていきます。

そうすると「商店街サブスク(月曜日は蕎麦屋の出前、火曜日はパン屋のサンドイッチ・・・)」とアイデアが出てきます。

考えを深める方法

考えを深める方法
  • 360度分解法
  • ポジティブ価値化
  • 自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト
  • すごろく法
  • 正体探し
  • キャッチコピー法

ここではパパリーマン的に気になった方法を1つ紹介します。

360度分解法

「360度分解法」は「いいとこ探し」ができる思考方法です。

例えばあなたが苦手な人を思い浮かべて下さい。

その人のことをなぜ苦手なのでしょうか?

「360度分解法」で思考すれば、もしかしたら気付いてない魅力があるかもしれません。

まずは真ん中に名前を書きます。そのまわりに「ジャンル」を書いていきます。

「性格」「仕事」「考え方」「頑張っているところ」「だめなところ」「人間関係」「お金」など

とりあえず思いつくままにどんどんジャンルを書いていきます。

その人について思うことを埋めていきます。

書き終えたら、一度手を止めて見直します。
ここからが重要です。

長所→短所、短所→長所に変換します

たとえば性格が「すぐ感情的になる」だったら、「感情が前面に出るほど一生懸命」と変換して書きます。

そうすると案外、ネガティブに見ていたことも、ポジティブな要素であることに気付きます。

360度分解をすると、これまでとは違う、新しい価値を発見することができます。

まとめ

今回は「考える技術」がテーマです。

これからAI時代が進んでいくと言われています。

その中で我々が生き残っていくためには、どうしたらいいのでしょうか?

私が思う答えは「思考(考える)」です。

どうあがいてもAIに単純作業や記憶の分野で勝つことができません。

でも思考ならまだまだ勝てると思っています

そのために日頃から訓練をすることが必要です。

やり方は簡単です。

普段なにげなく見過ごしている情報に「なぜ?」「なんで?」と疑問をもつことです。

特に今の時代は思考をストップしても、Googleで検索すれば答えを見つけることができます。

そのほうが楽だし早いです。でもそれではどんどん「考える技術」は劣っていきます。

検索をする前に「なんでこうなっているのだろう?」などと少しだけ考えてみましょう!

もし、どうやって考えていいかわからない!という方はこの本をおすすめします。

今回、紹介できなかった「考える技術」がまだまだ本書ではわかりやすく説明してくれています。

ぜひ一度読んでみてください!

オーディオブックの基本情報

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『audiobook.jp』

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チケットプラン
単品購入1,540円
基本情報

ナレーター:けんぞう

再生時間:3時間22分

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単品購入2,500円
基本情報

ナレーター:けんぞう、長塚コト、田所未雪

再生時間:3時間23分

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