パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
今回、紹介したい本は
「本の読み方で人生が思い通りになる 読書革命」です。
この記事は”5分で読める”要約となっており、忙しい人でも効率よく読書体験ができます
- どんな内容なのか
- どんな悩みを解決できるか
- 著者について
- 書籍の要約
- 書籍の感想
さっそく行きましょう!
ひとこと要約
「読書は思考の軸を鍛える」
読書によって人生は変わります
引用元:『本の読み方で人生が思い通りになる 読書革命』
それは読書によって情報を知ることができるからでも、知識が得られるからでもないです。
読書によって「思考の軸」が鍛えられるからです!
そのためには受動的な読書ではだめです。
本に対して「質問」をしたり、「疑問」を投げかけたりする能動的な読書をしなければいけません。
読書で得た知識をもとに、思考をして、自分の言葉として相手に伝えることができるか。
本を読んで解決しない問題はないです。
仕事、お金、人間関係、恋愛、結婚、子育て、幸せなど、人間の悩みは昭和、平成、令和、いつの時代も同じです。
金川流の読書術を学び、より効果的な読書で「思考の軸」を鍛えて、人生を変えましょう!
パパリーマンの悩み
効果的な読書術を身に着けたい・・・
最近になって「読書術」という言葉を知りました。
勉強法や練習法のように読書も正しい読み方を身につければもっと効率的かつ効果的な読書ができるようになります。
もちろん著者によって推奨する読書術は違うものの、毎回出てくるものもあります。
その中でもこのブログを始めたことで、私も自然と行っていたことがあります。
それは「アウトプット前提で読書する」です。
今まで数多くの本を読んできましたが、やはりブログで要約するために読んだ本の記憶力は桁違いです。
もっと効率的かつ効果的に本を読むことができる「読書術」が知りたい!
- 本を読んだけど、内容が頭に入らない
- もっと速く本を読めるようになりたい
- 読書にどんな効果があるか知りたい
著者
金川 顕教(かねかわ あきのり)
公認会計士、経営コンサルタント、ビジネスプロデューサー、出版プロデューサー、事業家、作家
三重県生まれ、立命館大学産業社会学部卒業。
大学在学中に公認会計士試験に合格し、有限監査法人トーマツに就職。その後、経営コンサルタントとして独立。
「量から質は生まれない」をミッションとして、一人でも多くの人に伝えるために執筆活動を開始。
現在では本の紹介をするYouTubeチャンネル「YouTube図書館」を運営している。
要約
まずは、本書の結論はこうです!
読書の目的は「思考の軸」を鍛えること
この記事の冒頭でもすこしお伝えしましたが、これが本書の根幹部分なのでもう少し詳しく解説させていただきます。
私たちを取り巻く環境は大きく変わっています。
- コロナウイルスによるテレワークやオンライン会議
- AIの発展による仕事様式の変化
- 人生100年時代の到来
大きな変化の中でビジネスパーソンは生き残るためには「サバイバル力」をつける必要があります。
サバイバル力をつけるために必要なものは何か?
著者の金川さんは「思考の軸」が必要だと言っています。
自分が物事を判断する際の基準、方法。
誰かに「それって結局どうゆうことなの?」と聞かれたときに、自分の言葉でしっかりと答えられる力。
思考の軸は、本を読んで勉強することで形成されます。
これこそが現在の読書の目的です。
読書の目的のひとつに「情報をインプットできて知識が豊富になること」があると思います。
ただ、現代社会において物知りであることはあまり価値がありません。
なぜなら、PCやスマホで調べればいいからです。
Google先生に聞けばなんでも答えてくれます。
それが「思考の軸」です。
ここから本書で紹介されている「読書術」について解説していきます。
結果が変わる読書術 インプット編
本章では「思考の軸」を鍛えるために著者が実践している読書術が紹介されています。
最適な本の選び方
最適な本を選ぶための第一歩として、同一ジャンルの本を4冊買うことをおすすめしています。
いやいや、同じジャンルの本を読んでも意味があるのかな?
実は、同じジャンルの本を同時進行で読んだ方が記憶に残りやすいです。
人間は時間の経過とともに物事を忘れてしまう生き物です。
「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか?
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発見した人間の記憶に関する研究です。
- 20分後には42%忘れる
- 60分後には54%忘れる
- 1日後には74%忘れる
- 7日後には79%忘れる
その忘却に対抗する手段として「繰り返し情報をインプットさせる」という方法があります。
簡単にいうと、同じジャンルの本を繰り返し読むのは、脳が「忘れてはいけない情報」として認識するからです。
みんなおそらくテストの前に一夜漬けで覚えた数学の公式は覚えてないと思います。
これが「短期記憶」です。
でもほとんどの人が九九はすぐに言えるのではないでしょうか。
これが「長期記憶」です。
九九はこれまでの人生で幾度となく繰り返し利用してきたからです。
読書も同じで繰り返し情報がインプットされることで「長期記憶」として保存されます。
人生が変わる読書術は4ステップ
- 「予想読み」
カバーや帯、著者紹介などで本の内容を予想する - 「断捨離読み」
本は読まず、本をめくっていき気になる部分にマーキングしていく - 「記者読み」
マーキングしたところを熟読して、なぜそのような主張をするのか?自分はどう思うか?を考える - 「要約読み」
アウトプットを意識して、著者の伝えたいことをまとめる
著者の金川さんはこの①~④のステップを、おおよそ30分で終わらせるそうです。
金川さんいわく、1冊まるごと読む必要はない!
本の内容を20%理解できれば、全体の80%を理解できる!
最終的なゴールはステップ④のあとに「アウトプット」できるようになることです。
インプットはアウトプットをするための準備といっても過言ではないでしょう。
成果に結びつく読書術 アウトプット編
アウトプットこそ最高のインプット。
本を読んだ後が本当の読書です!
本章で紹介されている効果的なアウトプットについて一部を紹介させていただきます。
- アウトプットは合計3回、1回10分で話す
- 1人会議や他人との会話でアウトプットの時間を作る
- 本の感想には自分の主張を織り交ぜなら伝える
行動別に記憶定着率を調べた「ラーニングピラミッド」という有名な研究があります。
行動 | 学習定着率 |
---|---|
講義 | 5% |
読書 | 10% |
視聴覚 | 20% |
デモンストレーション | 30% |
グループ討議 | 50% |
自ら体験する | 75% |
人に教える | 90% |
本を読むだけでは、記憶定着率は「10%」です。
でも本の感想をアウトプットすれば、記憶定着率は「90%」です。
本書の中で何度もお伝えしている「思考の軸」を鍛えるためには「アウトプット」が必須です。
金川式 最強の読書スタイル
本章ではいくつか「金川式読書」が紹介されていますが、パパリーマン的に2つ厳選します。
読書の時間をルーティンに取り入れる
なかなか読書する時間が確保できない方におすすめです。
「時間が空いたら本を読もう!」と思っていても、おそらく本を読むことはないでしょう。
たとえば、「歯磨きをする前に読書」「朝ごはんを食べたら読書」など、日々の行動のどこかに組み込みます。
最初は10分でいいです。
習慣化することが大切です。
もうひとつ付け加えると「スマホを手に届かないところに置く」も大事です。
どうしても途中でメールやSNSなどの通知が来た場合には集中力が切れてしまう可能性があるからです。
制限時間を設ける
なかなか集中して読書ができない方におすすめです。
自由な時間があってダラダラ読書をするより、次の約束までの30分だけ読書をした方が集中できた経験はありませんか?
これは「ポモドーロ・テクニック」という心理効果です。
人間は時間に追われているとものすごい集中力を発揮するという性質があります。
最初はスマホで15分のタイマーをセットします。
時間がきたら5分間休憩します。
それを1セットとして繰り返していきます。
慣れてきたら30分間隔に伸ばしてもいいです。
まとめ
私は「読書の魅力」を伝えたくて、このブログを書き始めました。
ただそれは「今まで知らなかった知識に出会うことができる」と思っていたからです。
でも本書を読んで思ったのは「知識をインプットするだけではダメで、自分の思考にすることが大切」ということです。
本書の中で紹介されている楽天の三木谷オーナーが提唱している「101%の法則」があります。
ある目標を101%達成した人と99%達成した人がいたとします。
1日にしたら2%の差です。
では365日毎日続けるどうなるでしょうか?
- 101%達成した人は1.01の365乗=約37.85
- 99%達成した人は0.99の365乗=約0.025
- 101%達成した人と99%達成した人の差は37.85÷0.025=約1511倍
「99%やれば十分と思っている人」と「100%に満足せずもう少しだけ頑張った人」の差は1年で1511倍になります。
私は、「もう少しだけ頑張る」という部分には、「読書」もひとつの方法だと思います。
今回紹介しきれていない「思考の軸」を鍛えるインプット・アウトプットがまだまだあります。
効率的かつ効果的な読書方法を学んで、毎日1%ずつ一緒に自己成長をしていきましょう!
是非一度読んでみてください!