パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
今回、紹介したい本は「伝え方が9割」です。
この記事は”5分で読める”要約となっており、忙しい人でも効率よく読書体験ができます
- どんな内容なのか
- どんな悩みを解決できるか
- 著者について
- 本の要約
- 本の感想
- オーディオブックの基本情報
”オーディオブック”を活用すればもっと効率よく読書体験できます
ひとこと要約「大人の日本語教材」
みなさん、子供のころに学校で「正しい」日本語の使い方は学んできたと思います。
ただ社会に出たら、日本語を「正しく、キレイに」使うことだけがすべてでしょうか?
私はそれ以上に、自分の思いを相手に届ける必要があると思います。
数多くの賞を受賞しているコピーライター佐々木圭一さんによる「人の心に届く伝え方」を学ぶことができる本です。
パパリーマンの悩み
私は伝えることが苦手です。
どうしたらうまくなるのだろう・・・
私は正直、頼み事が苦手です。
30代に入り私よりも若い人も増えてきました。
何かを頼もうとした際に、どうしてもうまく伝えられず、高圧的になってしまう・・・
どうやったら無理やりではなく、気持ちよく動いてもらうことができるだろうか。
本書ではこう答えてくれています。
さらに、それは誰でも練習すれば鍛えることができると書いてあります。
- 伝えることが苦手
- マネジメント職
- SNSやブログでうまく伝えられない
著者
佐々木 圭一(ささき けいいち)
コピーライター/作詞家/大学非常勤講師
- 書籍『ステーブ・ジョブズ』に出てくる伝説のクリエーターのもとで2年間のインターナショナルな仕事に従事
- 日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得など国内外51のアワードを獲得
- 広告以外にも、郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、オリコン1位を2度獲得
そんな素晴らしき実績をもつ佐々木さんですが、もともとは伝えることが得意でなかったそうです。
簡単に本書に書いてある経歴をまとめます。
父親の仕事の関係で引っ越しを繰り返す
転校先で違うアクセントで話す少年は、話すたびに好奇な目で見られ、いつしか人と話すのが嫌いになってしまう
「伝えることがうまくなりたい」という理由で広告業界にするが、コピーライターとして配属されてしまう
苦手なことを続けるストレスで過食に、1年で10キロも体重が増えてしまう
いいコトバが集まる詩集、書籍、名作コピーを読みあさっていると、
「あれ、このコトバとこのコトバ似てるな」とあつときふと気づく
それらの法則を体系化していき、数々の賞を受賞できるように
要約
いきなりですが、本書の結論はこうです!
「伝え方にはシンプルな技術がある」
「感動的なコトバはつくることができる」
著者の佐々木さんが自分の人生で、苦労して導きだした技術を最短距離で学ぶことができます。
本書では2つのテーマについて書かれています。
・「ノー」を「イエス」に変える技術
・「強いコトバ」をつくる技術
「ノー」を「イエス」に変える技術
人は1日に頼みごとを平均22回しているそうです。
そのお願いの答えを相手次第の運任せにしていませんか?
本章ではお願いの仕方次第で「イエス」の確率を上げる方法を紹介しています。
- 自分の頭の中をそのままコトバにしない
- 相手の頭の中を想像する
- 相手のメリットに一致するお願いをつくる
さらに「2.相手の頭の中を想像する」ときの、とっておきな切り口が7つ紹介されています。
その中でもパパリーマン的に特に参考になったのは「相手の好きなこと」を紹介します。
まさに「ノー」を「イエス」に変える技術の王道パターンとなります。
あなたは仕事の途中で、時間があまり無かったのでファストフード店によってハンバーガーを注文しました。
どうも時間がかかりそうです。そのとき店員さんがこう言いました。
「できたてを用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」
そう言われた私はきっと待ちます。
でももし、「4分ほどお待ちいただけますか?」だけだったら、店を出ていたかもしれません。
「4分ほどお待ちいただけますか?」
⇒これはお店都合です
「できたてを用意いたします。
4分ほどお待ちいただけますか?」
⇒できてたてで美味しいなら・・・と相手のメリットに置き換わっています
結果として4分待ってもらうことに変わりはありません。
できたてを用意するのも当たり前です。
でも伝え方ひとつで「ノー」を「イエス」に変えることができたのです!
「イエスに変える3つのステップ」「イエスに変える7つの切り口」を実践することで未来を変えられる可能性があります!
「強いコトバ」をつくる技術
何気なく聞いたコトバが今でも頭の中に残っているなんてことはないでしょうか。
世の中に無数にあるコトバの中で、なぜそれらのコトバは記憶に残るのでしょうか?
私たちが目にできる情報量は、この10年で530倍になっているそうです。
ただでさえ溢れている情報の中で、個性のない普通のコトバはただただ通り過ぎていきます。
本章ではそんな流れの中で記憶に残る「強いコトバ」の作り方を教えてくれます。
本書では「強いコトバ」とは、人の感情を動かすエネルギーのあるコトバと定義しています。
ここでも5つの具体的な技術が紹介されていますが、特に気になった1つを紹介します。
「ギャップ法」
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」
『踊る大捜査線』
誰も聞いたことがあって、一度聴いたら記憶に残っているこのコトバもギャップ法です。
ギャップ法とは、スタート地点を下げ、言いたい意味に、ギャップをつくります。
例えば「現場で起きてるんだ!!」だったらただの普通のコトバです。
この技術は、実はオバマ大統領も活用しています。
これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。
オバマ大統領就任演説
これはオバマ氏が大統領就任のコトバです。
このコトバで、人々の感動を最高潮にして、涙を流す人もたくさんいたそうです。
オバマ大統領が伝えたかった事は「あなたたちの勝利だ」ということです。
でもそれでは心を揺さぶることはできなかったでしょう。
人々の心を揺さぶる「強いコトバ」には共通点があります。
その技術を使いこなせることができれば、きっとあなたの強力な武器となると思います!
まとめ
コトバは人間だけに与えられた思いを伝える特別な手段です。
でもそのコトバの伝え方次第で、相手に伝わる印象は大きく変わります。
言い換えると、相手がいるからこそコトバがあり、答えは相手の中にあるということ。
- お客様と折り合いをつけるとき
- 後輩に仕事を依頼するとき
- 奥さんや頼みごとをするとき
パパリーマンである私は、職場や家庭でたくさんのコミュニケーションの機会があります。
私もこの本を読んだことで日々の頼み方を変えることができました。
例えば、お客様と日程の打ち合わせをするシーンで「〇〇日がいいのだけど」と要望いただいたのですが、どうしても前後の予定が立て込んでいて時間的に厳しい・・・△△日の方が都合いいと思った場合、今までの私であれば、「大変申し訳ございません。〇〇日は予定が立て込んでいて難しいです。もしご都合があえば△△日はいかがでしょうか」と答えていました。
でも今では「大変申し訳ございません。〇〇日ですと☓☓様にしっかりご説明できる時間がとれなそうです。△△日であれば☓☓様にしっかりとご案内できる時間が確保できるのですが、ご都合はいかがでしょうか?」と答えるようにしています。
驚いたのはほとんどが希望通りに日程に変更してもらえること。
もしかしたらビジネスマンでは当たり前だったのかもしれません。
少なくても私はこの本読むまでは、この”気づき”はなかったです。
さらに、私は本の素晴らしさを伝えたくてこのブログを始めました。
SNS未経験な私は、思いを文章にするのとても苦労しています。
きっとこの本を読んだことで、これからの人生を好転できる可能性を感じました。
伝え方が変われば、結果が変わる!結果が変われば、未来が変わる!!
本書には今回紹介した「切り口」や「技術」以外にも数多くあり、どれも本当に参考になります。
是非、一度読んでみてください!!
オーディオブックの基本情報
オーディオブックを聴くなら『audiobook.jp』か『Audible』がおすすめです。
『audiobook.jp』
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チケットプラン | |
単品購入 | 1,540円 |
ナレーター:矢島 雅弘
再生時間:2時間56分
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『Audible』
聴き放題 | |
単品購入 | 2,000円 |
ナレーター:井上 悟
再生時間:2時間44分
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