パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
今回、紹介したい本は
「金持ち父さん貧乏」です。
この記事は”5分で読める”要約となっており、忙しい人でも効率よく読書体験ができます
- どんな内容なのか
- どんな悩みを解決できるか
- 著者について
- 本の要約
- 本の感想
さっそく行きましょう!
ひとこと要約「学校では教えてくれないお金の義務教育」
あなたは学校教育の中で「お金の授業」を受けたことがあるでしょうか。
おそらくほとんどの人はないのではないか。
学校ではお金については教えてくれない。
これからも学校教育でお金の授業を行うことはないだろう。
学校で教えてくれないのであれば、子どもはどこで学べばいいのか?
ロバートには2人の父親がいた。金持ち父さんと貧乏父さんだ。
2人の言うことはいつも真逆だったが、それがお金持ちになるためには非常に良かった。
いまからでも遅くない。
あなたが学ぶためにも、子どもに教えるためにもお金の義務教育を受けよう。
パパリーマンの悩み
お金に困らない生活とは?
私はいつも漠然とした不安を抱えています。
おそらくこのままではお金の心配をしながら一生を過ごしていくことになるだろう。
また親である私は、子どもたちにはどう教えていけばいいのか?
「一生懸命勉強して、いい大学に入って、一流企業に就職すれば、一生安泰だ」
本当にそれでいいのだろうか?
本書ではそんな悩みに対して、しっかりと答えてくれています。この本はこんな人にオススメです!
- お金について学びたい
- 子どもにお金の教育をしたい
- 将来に不安を抱えている
著者
ロバート・キヨサキ
アメリカ合衆国の投資家/実業家/作家
ハワイで生まれ育った日系四世のアメリカ人。教育家として名高い一家に生まれた。
ハイスクール卒業後、商船大学校に進学。その後、米国海兵隊に入隊、士官、軍用ヘリのパイロットとしてベトナムに出征。
帰還後ゼロックスに就職、1977年に会社を立ち上げ、ナイロンとベルクロを使った世界初のサーファー用財布を発売。
1985年には国際的な教育企業を設立して、世界の何万という人々にビジネスと投資について教えてきた。
47歳で引退をして、世界的ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』を発売。
要約
いきなりですが、本書の結論はこうです。
中流以下の人間はお金のために働く
金持ちは自分のためにお金を働かせる
幼少期のロバートには2人の父親がいました。
1人の父親は大学を2年で卒業し博士号を取得、それ以降も高度な教育を受けるために3つの大学をはしごした。
もう1人の父親は、ハイスクールすら卒業していない。
2人の父親はどちらも生涯を通して働いた。
そしてたくましく、まわりの人に影響力を持つ存在だった。
ただ、2人の言うことはまったく異なっていた。
あなたなら2人の意見に共感しますか?
自分の子どもにはどのように伝えますか?
口癖
税金について
勉強について
お金について
家について
仕事について
ここまで読み進めてくれた方はすでにわかっているかもしれないが、
「父親A⇒貧乏父さん」
「父親B⇒金持ち父さん」
ただし、ひとつ勘違いしてはいけないのは・・・
- 父親A⇒
大学を2年で卒業して博士号を取得した - 父親B⇒
ハイスクールすら卒業していない
ロバートは9歳のときに、父親B(金持ち父さん)のいうことを聞くことを決心した。
ちなみに金持ち父さんは、この時点ではまだ金持ちではなかった。
そこから本書の内容はスタートします。
金持ち父さんの6つの教え
本書では金持ち父さんから6つの教えがあります。
- 金持ちはお金のためには働かない
- お金の流れの読み方を学ぶ
- 自分のビジネスを持つ
- 会社を作って節税する
- 金持ちはお金を作り出す
- お金のためではなく学ぶために働く
本来はすべてについて説明するべきだが、今回はあえて2つに絞って説明させていただきます。
ここからは金持ち父さんやロバート・キヨサキの格言と一緒に大事なポイントをまとめます。
金持ちはお金のためには働かない
「きみはものの見方を変えなくちゃだめだよ。つまり問題は私だといって責めるのをやめるんだ。私が問題なんだと思っていたら、私を変えなければそれは解決しない。もし、自分自身が問題なんだと気づけば、自分のことなら変えられるし、何かを学んでより賢くなることもできる。たいていの人が自分以外の人間を変えたいと思う。でも、よく覚えておくんだ。ほかのだれかを変えることより、自分自身を変えることのほうがずっと簡単なんだ」
引用元:「金持ち父さん貧乏父さん」
これはロバートが金持ちになる方法を学ぶために金持ち父さんのもとで働くことにした。
しかし、実際に課された仕事はコンビニのお手伝いで1時間10セントしかもらえない。
この時給はいくら子どもといえども法外に安い金額で、文句を言いにいったときの金持ち父さんのセリフです。
ここで金持ち父さんが伝えたかったのは、もらえる金額に文句を言っていたら何も解決しないということ。
せいぜい文句を言いながら仕事をやめて、少しでも給料のいい会社に転職を繰り返すだけである。
大切なのは「お金がどのようにして働くかを学び、お金を自分のために働かせることができるようになる」
「たいていの人はお金で動く。それは人間だれしも恐怖と欲望という感情を持ち合わせているからだ。まず、お金を持たずにいることが怖いから必死で働く、そして給料を受け取ると欲張り心が頭をもたげ、もっとお金があればあれも買える、これも買えると考え始める。そのときに人生のパターンが決まる」
引用元:「金持ち父さん貧乏父さん」
挙句の果てに、ロバートたちは時給もらえずコンビニの仕事をすることになってしまった。
あるとき金持ち父さんが1時間5ドルをあげると提案してきた。
1時間5ドルは大人でも高給取りと言われるレベルである。でもロバートはその申し出を断った。
その答えを聞いて、ロバートにむかって金持ち父さんが言ったセリフである。
金持ち父さんが伝えたいのは、恐怖と欲望をコントロールする方法を学ぶことが必要ということ。
そして恐怖と欲望を大きくするのは、お金のことを知らないから(無知)である。
お金の流れの読み方を学ぶ
「金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない」
引用元:「金持ち父さん貧乏父さん」
「まずは何をしたらいいですか?」「手っ取り早く金持ちになる方法を教えてください」と聞いてくる人への答えである。
ロバートは金持ち父さんの教えのもとで、着実にお金持ちへの階段を登っていった。
お金があればすべての問題が解決すると思っている人は、これから先、苦労するだろう。
問題を解決し金を生むのは頭脳だ。
お金に関する知性の乏しい人は持っているお金をすぐに無くしてしまう。
人生で大事なのはどれだけお金を稼げるかではなく、どれだけお金を持ち続けることができるか。
金持ちは資産を手に入れる。
中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む
引用元:「金持ち父さん貧乏父さん」
大切なのは資産と負債の違いを知り、資産を買わなければいけないということ。
資産と負債の違いを簡単に説明するとこうです。
資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債はポケットからお金をとっていく
あとはお金の流れを把握するだけである。
貧乏の人のお金の流れ
仕事をして給料をもらう
税金・家賃・食費・交通費・衣料費の支払い
中流の人のお金の流れ
仕事をして給料をもらう
住宅ローン・自動車ローン・クレジットカードの未払い・学費ローン
税金・住宅ローン返済・自動車ローン返済・クレジットカード支払・学費ローン返済
金持ちのお金の流れ
不動産・株式・債権・手形・知的財産
家賃収入・配当・利子・印税・特許使用料など
税金・住宅ローン返済・クレジットカード支払
金持ちになるためには、すごく単純です。
スタートを切るための10のステップ
ここからはもう少し具体的な行動です。
- 強い目的意識を持つ
- 毎日自分で道を選ぶ
- 友人を慎重に選ぶ
- 新しいやり方を次々と仕入れる
- 自分に対する支払いをまずすませる
- ブローカーにたっぷり払う
- 元手はかならず取り戻す
- ぜいたく品は資産に買わせる
- ヒーローを持つ
- 「教えよ、さらば与えられん」
何百万ドルものお金が儲かる絶好のチャンスをものにするには、お金の関する才能が必要。
人間はだれもがお金に関する才能を持っている。
めんどうなのは、この才能をお呼びがかかるまでじっと寝ていること。
その原因は「職業を身につけお金のために働く方法を学ぶのが一番いい」と教え込まれ、お金を自分のために働かせる方法を学ぶ文化がないから。
お金に関する才能を目覚めさせるためにこの10のステップを実践してみよう!
まとめ
本書は、お金に関する根源にある本です。
現在、投資(NISAやiDeco)や副業などお金に関する具体的な技術を学ぶ本はたくさんあります。
本書では「お金持ちとは」「お金に対する考え方」などを学ぶことができる本です。
国も時代も違うけど、根本になる考え方は今でも変わっていないはず。
そして私は自分の子どもたちにも伝えていくべき内容だと感じました。
最後に、本書の中で一番こころに刺さった一文を紹介します。
お金を失うこと、つまり損をすることが楽しくてたまらないという人に目にかかったことがない。また、ひと財産築いた人で、そこに至るまでに一度も損をしたことがないという人にもお目にもかかったことがない。一方、これまでに投資などで1セントたりとも損したことがない人で、いまお金に困っている人には数え切れないほど出会っている。
引用元:「金持ち父さん貧乏父さん」