パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
今回、紹介したい本は『人を惹きつける習慣』です。
この記事は”5分で読める”要約となっており、
忙しい人でも効率よく読書体験ができます
ひとこと要約「まずは与えよ!そしたらすべてが集まる」
- 「この人の言うことなら、信じてもいい」
- 「この人が言うことなら、やってみよう」
- 「この人のためなら。協力しよう」
私のまわりにも”なぜか自然と人が集まる人”がいます。
人が集まれば仕事が集まります。
仕事が集まればお金も集まります。
人間関係にもお金にも恵まれている人には、人を惹きつけるための5つの習慣があります。
- 人を安心させる習慣
- 人から信頼される習慣
- 価値ある自分をつくる習慣
- 人に与える習慣
- 相手に存在価値を感じさせてあげる習慣
どれも人間関係において当たり前のことで、誰にでもできることばかりです。
ただし、実践できている人はごくわずかです。
そして、人間関係には3つのステップあります。
当たり前を当たり前にやると、
信用されます
信用を積み重ねると、
信頼されます
信頼を積み重ねると、
尊敬されます
信頼されるだけでも絶大な効果がありますが、尊敬されるとより大きな影響力を手に入れることになります。
ぜひあなたも5つの習慣を実践してみましょう。そしたらきっと人が協力的に動いてくれます。
- 人間関係で悩んでいる
- チームの成果を最大化したい
- 部下や後輩が話を聞いてくれない
著者
井上 裕之(いのうえ ひろゆき)
歯学博士、経営学博士、セラピスト、経営コンサルタント。
医療法人社団いのうえ歯科医院理事長。
1963年北海道生まれ。東京歯科大学大学院修了後、世界レベルの技術を学ぶためニューヨーク大学、ペンシルベニア大学、イエテボリ大学で研鑽を積み、医療法人いのうえ歯科医院を開業。
いのうえ歯科医院の理事を務めながら、国内外の7つの大学で役職を兼任している。
本業のかたわら、世界的能力開発プログラム、経営プログラムを学び、独自のプログラム「ライフコンパス」を編み出す。
『RESET(リセット)』『1日1分中村天分 人生のすべてをつくる思考』など著書85冊、累計140万部を突破。
要約
本書では、人の心を惹きつけるコツを43個紹介されています。
そして43個のコツが5つの習慣にまとめられています。
- 人を安心させる習慣
安心させると、相手は無条件で受け入れてくれる - 人から信頼される習慣
信頼されると、相手はあなたの言葉に納得し、動いてくれる - 価値ある自分をつくる習慣
魅力を磨くと、相手はあなたとつながりたいと願う - 人に与える習慣
与える人には、人、仕事、情報、お金、すべてが集まってくる - 相手に存在価値を感じさせてあげる習慣
存在価値を認めてあげると、相手はあなたを「なくてはならない存在」だと認識する
この5つの習慣のなかでパパリーマン的に気になった3つの習慣を紹介します
人を安心させる習慣
相手に安心感を与える人は、コミュニケーションも人間関係もうまくいきます。
安心からすべてが始まるといっても過言ではありません。
この章で人を安心させる3つのポイントを紹介します。
- 相手を観察する
- 悪口を言わない
- 相手の気づいていない優れた点を褒める
相手を観察する
仕事場をいい雰囲気にするためには「この人は私の話を聞いてくれる」という安心感が必要です。
さらに、聞いてあげるだけではなく、相手を観察することも大事です。
頑張っているところは積極的に褒めますし、困っているときは自分が協力できることを伝えます。
「この人は自分を見てくれている」と感じてもらうことは、傾聴よりももっと効果があります。
悪口を言わない
悪口はどんな場合でも言うべきではありません。
潜在意識は、主語がわからないという法則があります。
つまり誰かに言った悪口は、自分に言っているようなものです。
「あの人は最悪だ」=「自分は最悪だ」
このように潜在意識は認識します。
ネガティブな言葉を発することは、信用を失うだけではなく、自分にとってもマイナスに働きます。
相手の気づいていない優れた点を褒める
自分の優れた点には、なかなか自分では気づかないものです。
その人にとっては当たり前でも、客観的にみたら優れている点はたくさんあります。
自分の良いところを見てくれているということは、心強く、安心感を抱きます。
本人も気づいていない優れた点を、積極的に探し、相手に伝えてあげましょう。
人から信頼される習慣
人を動かす最大の秘訣は、尊敬されることです。
尊敬されるように生きようと言われると、とてもハードルが高いように感じられるかもしれません。
しかし、難しいことはなく、当たり前のことを当たり前にやるだけです。
この章では、信頼、尊敬を集めるためのコツを3つ紹介します。
- 言動一致の人間になる
- とにかく続ける
- 他人に求めない
言動一致の人間になる
言動一致とは、言葉と行動が同じであることです。
発した言葉通りに行動することで、「この人は信じられる」と思ってもらえます。
言動一致するためには、自分の価値観や信念を明確にしておくことが大切です。
- 自分はどうありたいのか?
- どんな「目標」「夢」があるのか?
- 自分は何が好きで、何が嫌いなのか?
自分の中に軸がなければ、言葉と行動が矛盾してしまいます。
とにかく続ける
「続ける」ことは、私たちが信用、信頼、尊敬を得るために最も有効です。
勉強・スキルアップ・情報発信・運動・人を応援することでもなんでもいいです。
継続している姿を見せると、影響力を得られます。
テクニックはいくつかもありますが、大事なのは継続によって得られるものを明確にすることです。
潜在意識は、あなたが願望を持ち、達成のイメージを持つと成果を得られるように働きかけます。
欲求と想像力が争う場合、必ず想像力が勝ちます。
他人に求めない
経営者の中には、社員には厳しく、外部の人にはとても物腰が柔らかい人がいます。
こういう経営者を、社員は絶対に信用しません。
誰にでも平等に接する秘訣は「人に何かを求めない」ことです。
他人を信じないというわけではありません。
他人に求める人は、心の底で他人の力で利益を得ようと考えています。
他人の力によって何かを得ようとしないと決めておくと、思考と心がブレなくなります。
相手に存在価値を感じさせてあげる習慣
相手に自分の存在価値を感じさせてあげられる人になってください。
当時は非常に厳しい指導だと思っていても、時が経ち振り返ると感謝しているという経験はあるのではないでしょうか。
人は成長は実感できるとうれしいものです。
この章で存在価値を感じさせてあげる3つのポイントを紹介します。
- 成長を実感させてくれる
- ポジティブな言葉に言い換える
- はっきり伝える
成長を実感させてくれる
人は自分の成長を実感させてくれた人には感謝し、恩を感じます。
慕われる人は、努力している部分、成長した部分があれば必ず褒めます。
そこで努力を褒めるべきか、結果をほめるべきか、悩む人もいるのではないか。
結論、どっちも褒めればいいのです。
結果が出たら、とにかく褒める。
結果が出なくても、変化を褒める。
ポジティブな言葉に言い換える
目標達成への課題を見つけ、自分の中からその解決策を考え実行してもらいます。
課題を立てるということは、足りない部分、まだやっていないことを見つけ、そこを強化していくことです。
そのときに、意識するべきは「マイナスの状況でも、必ず肯定してあげる」ということです。
困難な状況を、いかに価値に変えるか、成長に役立てるかを一緒に考えるようにします。
どんなときも、肯定的に捉えてくれる人が近くにいると、力強いものです。
はっきり伝える
結果がでていないというのは、やっていない部分があるということです。
結果にこだわる場合は、「自分なりに努力している」ということに意味がありません。
結果にフォーカスしている人には、厳しいことをはっきり伝える必要があります。
自分に足りない部分を強烈に意識してもらわなければなりません。
ただし、本心をさらけ出すアドバイスは、関係がすでに成り立っていて、成長の意欲が高い人のみにしてください。
まとめ
本書は、新米リーダーや新しく管理職になる人におすすめの内容です。
あなたのまわりに人から慕われ、自然と人が集まってくるような人望のある人はいるでしょうか。
思い返してみると、本書の内容を実践している人が多いと思います。
もしかしたら、立場の違いを利用して強烈なパワーで上から押さえつければ、一瞬は指示を聞いてくれるかもしれません。
でも、その状態は長続きせず、どんどん人が離れていきます。
人から支持され、愛され、人が動いてくる人にぜひなりましょう。
今回は一部の内容しか紹介できていませんので、ぜひ一度読んでみてください!