パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
紙の本・電子書籍に続く、第三の読書方法として注目の耳で聴いて楽しむ「オーディオブック」
でも現在、日本語で配信しているオーディオブックサービスは20社以上あります。
どのオーディオブックサービスがいいかお迷いではありませんか?
今回は実際に利用してみたオーディオブックサービスをおすすめランキング9選にしています。
- オーディオブックとは
- オーディオブックを選ぶときのポイント
- おすすめランキング
この記事を読んでいただければ、あなたにぴったりなオーディオブックサービスが見つかります。
さっそく行きましょう!
おすすめランキング9選
実際に利用してみたオーディオブックサービスのランキングはこうです。
- 利用ペースは月に5~7冊
- 主に聴くジャンルは
「ビジネス/自己啓発/ファイナンス」 - 利用シーンは通勤中やウォーキング中
オーディオブックとは「耳で聴く読書」
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読してくれるサービスです。
視覚を利用する紙の書籍や電子書籍に比べて、聴覚を利用するオーディオブックは非常に合理的な読書方法です。
耳で聞く読書「オーディオブック」の効果について詳しく知りたい人はこちらを読んで下さい!
オーディオブックはこんな人にオススメです。
- 忙しくて、なかなか本を読むことができない
- 活字を読むのが苦手
- 本を読んでも、なかなか記憶に定着できない
通常の読書では、目と手を使いながら本を読むために同時に他事をやることはほぼ不可能です。
オーディオブックなら耳さえ空いていれば読書することができます。
- 通勤しながら
- 散歩しながら
- トレーニングしながら
- 家事をしながら
オーディオブックの活用方法について詳しく知りたい人はこちらを読んでみてください!
オーディオブックを選ぶときの3つのポイント
オーディオブックを選ぶときに注目すべきポイントが3つあります。
- 料金
- コンテンツ
- 使いやすさ
それぞれのポイントについて解説していきます。
料金
オーディオブックサービスには大きく分けると3つの料金プランがあります。
- 聴き放題プラン
- チケットプラン
- 単品購入
毎月の読書量によっておすすめが違います。
聴き放題プラン
聴き放題プランとは、月額料金を支払うことで何冊でも聴き放題になる料金プランです。
いろんなジャンルに興味があり頻繁にオーディオブックを聴きたい人は聴き放題プランを選ぶのをおすすめします。
だいたい月に2~3冊以上の作品を聴きたい人は聴き放題プランがいいと思います。
- Audible
- audiobook.jp
- flier
- himalaya
- LisBo
チケットプラン
チケットプランとは、月額料金を支払うことで毎月決まった冊数と交換できる料金プランです。
オーディオブックの利用頻度が少ない人や同じ作品を何度も聴きたい人はチケットプランを選ぶのをおすすめします。
だいたい月に1~2冊の作品を聴きたい人はチケットプランがいいと思います。
チケットと交換した作品は、プラン解約後も聴き続けられるケースが多いです。
- audiobook.jp
- flier
- でじじ
単品購入
単品購入とは、通常の書籍と同様に聴きたい作品を1冊単位で購入する料金プランです。
好きなタイミングで、好きな作品だけを購入したい人は単品購入を選ぶのをおすすめします。
月に0~1冊の作品を聴きたい人は単品購入がいいと思います。
さらにお得に単品購入ができる「月額ポイントプラン」のオーディオブックサービスもあります。
- Audible
- audiobook.jp
- himalaya
- honto
- でじじ
- dwango.jp(ポイントプラン)
- kikubon(ポイントプラン)
無料期間
料金プラン以外にも大切なポイントがあります。
それは無料期間(無料作品)のありなしです。
いざオーディオブックサービスを利用開始すると、こんな悩みが出てきます。
- 聴きたい本がない
- 予定していたよりもたくさん聴きたい
- 予定していたよりも聴けない
- 使い勝手が悪い
無料期間でお試しすることでオーディオブック選びを失敗する可能性が低くなります。
それぞれのサービスの無料期間はこうです。
『Audible』 | 30日間無料 |
『audiobook.jp』 | 14日間無料 |
『flier』 | 7日間無料 |
『himalaya』 | 30日間無料 |
『dwango.jp』 | 無料作品あり |
『LisBo』 | 初月無料 |
『でじじ』 | ✕ |
『kikubon』 | 無料作品あり |
『honto』 | 無料作品あり |
コンテンツ
コンテンツで注目すべきポイントは2つです。
- コンテンツ量
- 得意ジャンル
コンテンツ量は、単純に多ければ選択肢が増えるため、量が多ければ評価は高くなります。
ただし、『flier』や『kikubon』のようにジャンルに特化したサービスもあります。
どのジャンルの作品を聴きたいかによって選ぶべきサービスが変わっていきます。
コンテンツ量 | 得意ジャンル | |
---|---|---|
『Audible』 | 40万冊以上 | 全ジャンル |
『audiobook.jp』 | 2.6万冊以上 | 全ジャンル |
『flier』 | 2600冊以上 | ビジネス・自己啓発 |
『himalaya』 | 1万冊以上 | 語学学習 |
『dwango.jp』 | 4900冊以上 | ラノベ・小説 |
『LisBo』 | 4300冊以上 | 講演・落語 |
『でじじ』 | 3500冊以上 | 日本文学・怪談 |
『kikubon』 | 690冊以上 | SF・ファンタジー |
『honto』 | 230冊以上 | 語学学習・教養 |
使いやすさ
使いやすさで注目すべきポイントは2つです。
- アプリの設定があるか
- 再生機能の豊富さ
オーディオブックを効率よく利用するためには「アプリ」と「再生機能」がどれだけ充実しているかがとても大切です。
オーディオブックを再生するために必要となる機能をまとめておきます。
- 再生速度
- 早送り/巻き戻し
- スリープタイマー
- 目次
- ふせん機能
- オフライン再生
- バックグラウンド再生
それぞれのサービスの使いやすさはこうです。
アプリの設定 | 再生機能の評価 | |
---|---|---|
『Audible』 | ○ | ☆☆☆☆☆ |
『audiobook.jp』 | ○ | ☆☆☆☆☆ |
『flier』 | ○ | ☆☆☆☆ |
『himalaya』 | ○ | ☆☆☆ |
『dwango.jp』 | ✕ | ☆☆ |
『LisBo』 | ✕ | ☆☆ |
『でじじ』 | △(iOSのみ) | ☆☆☆ |
『kikubon』 | ○ | ☆☆☆ |
『honto』 | ○ | ☆☆ |
おすすめオーディオブックの詳細
1位『Audible』
料金システム | 聴き放題 |
月額料金 | 1,500円/月 |
無料期間 | 30日間 |
コンテンツ | 40万冊以上 |
サービス開始 | 2015年 |
「Audible(オーディブル)」は、Amazonが運営する業界最大手のオーディオブックサービス。
Audibleの強みは、圧倒的なコンテンツ量の多さと抜群の使いやすさです。
ラインナップはビジネス・文学・語学勉強、どのジャンルも豊富です。
また人気俳優・声優も朗読者として参加してくれているのも特徴です。
オーディオブックサービス選びに迷ったら、まずはAudible!で間違えないです。
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通常2ヶ月3,000円ですが、今なら2ヶ月99円でAudibleを楽しむことができます
2位『audiobook.jp』
料金システム | 聴き放題 /チケットプラン |
聴き放題(月額) | 1,330円/月 |
聴き放題(年額) | 9,990円/年 |
チケットプラン | シングル1,500円 ダブル2,900円 |
無料期間 | 14日間 |
コンテンツ | 2.6万冊以上 |
サービス開始 | 2018年 |
「audiobook.jp」は、株式会社オトバンクが運営する国内最大手のオーディオブックサービス。
audiobook.jpの強みは、業界最高のコストパーフォーマンスと選べる料金プランです。
利用目的によってプランが選べるのは珍しい。
特に聴き放題は他社に比べてもとても安いです。
コンテンツの量もすべてのジャンルで高評価で、アプリの使い勝手もとてもいいです。
2022年6月には累計会員数が250万人を突破。
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3位『flier』
料金システム | 聴き放題 /チケットプラン |
聴き放題 | 2,200円 (ゴールドプラン) |
チケットプラン | 550円 (シルバープラン) |
無料期間 | 7日間 |
コンテンツ | 2600冊以上 |
サービス開始 | 2013年 |
「flier(フライヤー)」は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サービスです。
flierの強みは、本の要点だけを効率的に聴くことができることです。
各分野に精通したライターが要約を作成して、出版者や著者の許可を得たものだけを配信。
忙しくて本を読む時間が確保できないビジネスパーソンにおすすめです。
ただし、ラインナップはビジネス書に限られるため小説やエッセイを読みたい人には微妙です。
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4位『himalaya』
料金システム | 聴き放題 |
月額料金 | 750円/月 7,500円/年 |
無料期間 | 30日間 |
コンテンツ | 1万冊以上 |
サービス開始 | 2017年 |
「himalaya(ヒマラヤ)」は、中国で最大のシェアを誇る「喜马拉雅(シマラヤ)FM」の日本版サービスです。
himalayaの強みは、コストパーフォーマンスの良さと語学ジャンルの充実です。
聴き放題の月額の安さは、業界No.1です。
コンテンツは全ジャンルに幅広く配信されていますが、全体的の量はまずまずの評価です。
もともとはポッドキャストやASMRなど幅広く音声配信事業を展開していましたが、2021年に縮小されています。
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5位『dwango.jp』
料金システム | 単品購入 |
月額料金 | 300円~10,000円/月 |
無料期間 | 無料作品あり |
コンテンツ | 4900冊以上 |
「dwango,jp(ドワンゴジェイピー)」は、株式会社ドワンゴが運営するオーディオブックサービス。
dwango.jpの強みは、KADOKAWAの子会社ならではのオリジナルコンテンツです。
特にライトノベルや小説はとても魅力的なラインナップとなっています。
ニコニコ動画の企画で配信されたコンテンツもあり、人気声優や俳優が参加してくれています。
聴き放題プランとアプリの設定がないのが、残念なポイントです。
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6位『LisBo』
料金システム | 聴き放題 |
月額料金 | 1,650円/月 |
無料期間 | 初月無料 |
コンテンツ | 4300冊以上 |
サービス開始 | 2016年 |
「LisBo(リスボ)」は、複数の出版社が音源を提供して作られたオーディオブックサービス。
運営会社の株式会社ピコハウスは、新潮社の映像・音楽部門制作会社として設立。
LisBoの強みは、作家や学者の秘蔵講演音声など歴史ある作品が豊富なことです。
講演・落語・法話などユニークな作品が多いのが特徴です。
コンテンツの量ではビジネス書や語学学習などのジャンルはいまひとつの評価でした。
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7位『でじじ』
料金システム | チケットプラン |
月額料金 | 1,650円/月 |
無料期間 | ✕ |
コンテンツ | 3500冊以上 |
サービス開始 | 2007年 |
「digigi(でじじ)」は、パンローリング株式会社が運営するオーディオブックサービス。
でじじの強みは、毎月1650円で2冊聴けるチケットプランと古典名著の豊富さです。
日本文学や怪談のラインナップはあるが、ビジネス・語学学習はほとんど配信されておりません。
またアプリはiOS(iphone/ipad)の設定しかなく、その以外はMP3形式になるのは残念です。
アプリでは、オーディオブックと電子書籍が同時に利用できる画期的なシステムで使いやすいです。
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8位『kikubon』
料金システム | 単品購入 |
月額料金 | 550円~5,500円/月 |
無料期間 | 無料作品あり |
コンテンツ | 690冊以上 |
サービス開始 | 2014年 |
「kikubon(キクボン)」は、株式会社RRJが運営するオーディオブックサービス。
株式会社RJJは、田中芳樹さんが執筆した『銀河英雄伝説』好きが集まり設立された会社です。
kikubonの強みは、SF・ミステリー・ファンタジーに特化したラインナップです。
『銀河英雄伝説』や『アルスラーン戦記』など、好きな人にはたまらない内容となっています。
ただしジャンルの特化をしているため、ビジネス書・語学学習は配信されておりません。
朗読者には若手人気俳優からレジェンドと呼ばれるベテラン声優まで参加してくれています。
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9位『honto』
料金システム | 単品購入 |
月額料金 | ✕ |
無料期間 | 無料作品あり |
コンテンツ | 230冊以上 |
サービス開始 | 2015年 |
「honto」は、大日印刷株式会社が運営する電子書籍ストアで、紙の本も購入できるハイブリッド型総合書店です。
数あるジャンルの取り扱いのひとつで、オーディオブックの作品があります。
hontoの強みは、電子書籍と併用がしやすいことと実店舗でも利用できるhontoポイントが貯まることです。
電子書籍中心のサービスなので、オーディオブックはまだまだコンテンツ量が少ない。
アプリの使い勝手もあまり良くなくて、これからに期待のオーディオブックサービスです。
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