パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
今回、紹介したい本は「1%読書術」です。
この記事は”5分で読める”要約となっており、忙しい人でも効率よく読書体験ができます
- どんな内容なのか
- どんな悩みを解決できるか
- 著者について
- 本の要約
- 本の感想
さっそく行きましょう!
ひとこと要約
「1日15分で人生を変える方法」
著者のマグさんが4000冊以上を読んで導き出した「1%読書」。
24時間=1440分。1440分の1%=15分。
「1日15分で、必ず人生を好転させる本の読み方」
世の中には数多くの読書術を紹介している書籍があります。
その中でも本書の内容は「最もわかりやすく誰でもはじめやすい読書術」だと思います。
よく本を読めない理由で「忙しくて時間がない」「本を読むのが面倒くさい」などがあります。
でも本書では、1日24時間のうち、たった15分(1%)でいいので毎日読書すれば人生は変えられると書かれています。
著者のマグさん自身、読書と出会ったことがきっかけで中卒から会社経営者になった成功者です。
1%の魔法はもうひとつ。
もしあなたが毎日1%の読書を今の生活に加えたとしたら・・・
1.01×1.01×1.01・・・(1.01の365乗)=37.85
要するに、1%でも毎日続ければ、何もしなかった1年に比べる37倍も成長できる可能性がある。
パパリーマンの悩み
1%読書ってなに?
じつは、Twitterでマグさんは以前からフォローしていましたが「1%読書」については知りませんでした。
ただマグさんが発信する内容は、共感できることも多く、自然と本を読みたくなることが多かったです。
「毎日図書館」「年間700冊」「累計4000冊」と読書家のなかでも神のような存在です。
どうやったら年間に700冊も読めるの?
そんなにたくさん読んで内容が覚えられるのか?
本書では100冊以上の読書術本に実体験を組み合わせた「読書効果を最大限まで高めるメソッド」を知ることができます。
- 読書の習慣がなかなかつかない
- 読書の効果について知りたい
- 今の自分を変えたいと思っている
著者
マグ
文学系インフルエンサー。
年間700冊の本を読む読書家。
中卒・月収14万円から、1冊の自己啓発書との出会いをきっかけに、ビジネススキルを学び、会社経営者に。
2020年に開始したTwitterでは「面倒くさがりでも楽しく継続できて、かつ結果が出る読書術」を発信。
現在は合同会社マグの代表として、書籍の販売、SNSライティングの講師など「読書」と「SNS」を軸に事業展開。
ここからはマグさんの生い立ちについてまとめます。
祖母は運送会社を経営していて、裕福な暮らしを過ごす。
自己破産をして、生活保護を受給してなんとか生活。
タイル工として職人の道を歩む
貴金属関連の営業に転職。そこで出会った先輩に共同で起業の話をもらう。
要約
知識には4つの種類がある
知識には、「既知」「未知」「無知」「不知」の4種類があります。
4つの知識を知ると、なぜ情報がネットで簡単にとれる時代に、本を読むことをおすすめするかが理解できます。
簡単にひとつずつ解説していきます。
「すでに知っている」状態のことです。
例:ご飯を食べなければお腹が空く
「自分が知らないこと」と認識できている状態のことです。
例:ダイエットのために1週間断食したら、どんな苦しみに襲われるか
「知識が欠けている」状態のことです。
例:ダイエットには糖質を抑えることが大事!でもなぜかは説明できない
自分が「知らない」ことさえ「認知できていない」状態のことです。
例:ダイエットという言葉自体を知らないこと
知識は、自分の行動によって変化していきます。
なにげなく出会った本を1冊読むだけで自分の「不知」に気づくことができます
自分が経験や知識に乏しいことでも、本を読めば「既知」に変化させることができます
これを「ダイエット」を例にして説明してみます
- 書店でたまたま手にとった本でダイエットを知る(不知の克服)
- 痩せる原理や仕組みをダイエットの解説本で調べる(無知の克服)
- ダイエットで成功した人の経験談や失敗談を本で読む(未知の克服)
- 手に入れた情報を自分なりに整理して実行する(既知の積み重ね)
知識を体系化されている書籍を読むことは、4つの知を変化させる最良の手段です。
3つの「1%読書術」
著者の読書のモットーは
「1冊を楽しく読みたい」
そのために年間読書700冊×読書術本100冊読破の結晶でもある3つの読書術を紹介します。
1%読書術
1%読書術はシンプルな6つの流れで進みます。
- 目的を定義する
なぜこの本を読むのかの目的を設定しましょう - 目次を開き予想する
設定した目的を解決できる知識を、目次から見定めましょう - 気になる箇所をスキミングする
目定めた目次をもとに、気になる箇所をスキミングしましょう - 目的の箇所を読み込む
スキミングして、目に留まった場所を精読していきます - 言葉を置き換える
読んだ後に必ず”自分の言葉”に置き換えてください - 想起して、考えながら休憩する
最後は、目を瞑り想起(頭の中で思い出す)してください
この6つの流れを1%(15分)で行います。
大事なことは1冊の本から100%学ぼうとするのではなく、毎日1%の学びを100日繰り返すことを目指します。
1棚1冊読書術
これは図書館で利用できる読書術です。
ジャンルで棚分けされた状態を利用して、あえてじっくり選書せず、複数分野の書籍を読むために、1棚1冊読みます。
目的は「不知との出会い」です。
具体的な5つのルールを説明していきます。
- 1棚につき、1冊読んだら必ず次の棚にいく
- 1冊制限時間30分(目安)に設定し、気軽にめくる
- 棚移動時、強い興味や好奇心を感じたら「〇〇が気になる」とスマホにメモをする
- 1棚1冊読書術は、同じ本を読まない
- わからない単語は必ず調べる
あくまで「不知との出会い」が目的なので、気軽な気持ちで多くの分野・筆者・作品と出会うことが重要です。
「説明しろ」と言われば不可能な知識の深さです。
不知が減ることで得られる恩恵は、日常に大きな変化をもたらします。
速聴視認読書
忙しくて読書する時間がない・・・
という人におすすめの読書術です。
もっとも手軽に取り入れられる方法として、Kindleの読み上げ機能がおすすめされています。
AIが読み上げる「聴く読書」×画面を見て「読む読書」を組みあわせます。
速聴視認読書で得られる恩恵はこうです。
- 読書のハードルが下がる
- 耳暇時間が学びの時間になる
- 使用語彙量が劇的に増える
- 頭が良くなる
- 速くたくさん読める
最初は1倍速からはじめていって、どんどん速度を早くしていきます。
画面の文章を読みながら速聴をすることで、書籍の理解率も向上します。
さらに、速聴をやめた後も、読書のスピードが早くなる効果もあります。
まとめ
本を読んでよかった。
本を好きになれてよかった。
本を通じて、夢を叶えられてよかった。
本には人を変える力がある
引用元:『1%読書術』
本書の最後にある著者マグさんの言葉です。
だれよりも本の魅力に惹かれ、本を読むことで人生を変えることができた。
私も、マグさんほどではないものの、本との出会いで人生が変わりました。
まさに、このブログをはじめることになったのも本のおかげです。
そしてすこしでも多くの人に本と出会って、少しでも人生が変わるきっかけにしてほしいと思っています。
本書の内容は、どの読書術本よりも”簡単に読書習慣を身につける”ことができる内容です。
今回ご紹介しきれていない「読書の恩恵」や「読書の効率化メソッド」など、まだまだあります。
ぜひ、一度読んでみてください!