パパリーマン書店の店長”くろんぼ”です。
今回、紹介したい本は
「AI分析でわかった5%リーダーの習慣」です。
この記事は”5分で読める”要約となっており、忙しい人でも効率よく読書体験ができます
- どんな内容なのか
- どんな悩みを解決できるか
- 著者について
- 本の要約
- 本の感想
- オーディオブックの基本情報
”オーディオブック”を活用すればもっと効率よく読書体験できます
ひとこと要約「あなたのまわりに”超できる”リーダーはいますか?」
2020年に刊行された『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』はベストセラーとなり、海外進出も決まりました。
『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』は管理職も含まれていたものの、全社員を対象に調査されていました。
今回の『AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣』は管理職だけを抽出してAIを使って分析されています。
前回同様、クライアント企業25社、のべ1万8000人の分析をベースに、3556人の管理職に追加調査しています。
5%社員と5%リーダーの決定的な違いは、目指すべき目標達成のレベルです。
最優先事項:個人の目標達成
個人の目標を達成するために、周りのメンバーを巻き込んで大きな課題を解決するチーム戦をとります。
最優先事項:チームの目標達成
自分1人では達成できない大きな目標を達成するために、今までの自分の能力や経験を手放すこともあります。
より大きな組織目標を達成しなくていけない5%リーダーは、メンバーの協力が必須です。
そのためにメンバーの能力を信じ、それを引き出すためのティーチングとコーチングをすべきか考えます。
最も大事なことは、膨大なデータから導き出された「5%リーダーの習慣」は誰にでも効果があるということ。
優秀なリーダーに共通する行動習慣は「確実に成果を出し続けるプラットフォームの礎」です。
5%社員リーダーの共通点を学べば、あなたも”超できる”リーダーと呼ばれる日は遠くない。
パパリーマンの悩み
できるリーダーに共通点がある?
あなたのまわりには「この人できるなあ」というリーダーはいますか?
もし、”超できる”リーダーを目指すなら、”超できる”リーダーを真似るのがとても効果的です。
「学ぶ」の語源は「真似る」から来ていると言われています。
これからリーダーを目指す人も、すでにリーダーではあるがうまく結果がでていない人も、まずは真似てみましょう!
「まわりに真似るべき人がいない」という人は本書を参考にしてください。
本書は、膨大なデータから導き出されたトップ5%のリーダーの習慣を教えてくれます。
- 新米リーダー
- まわりに憧れるリーダーがいない
- うまくリーダーシップを発揮できない
著者
越川 慎司(こしかわ しんじ)
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
株式会社キャスター 執行役員
国内通信会社
外資系通信会社 ITベンチャー起業 マイクロソフト 株式会社クロスリバー起業マイクロソフトでは、業務執行役員として最高品質責任者を務める。
株式会社クロスリバーは、ITをフル活用してメンバー全員が週休3日・週30時間労働を継続。
のべ700社以上に、ムダな時間を削減し、社員の働きがいを上げながら利益を上げていく「儲け方改革」を支援。
「AI分析でわかったトップ5%社員の習慣」
科学的に正しいずるい資料作成術」
要約
5%リーダーが目指すのは「共感と共創」
ここからはパパリーマンが気になった5%リーダーの習慣を5つ紹介します。
- 「歩くのが遅い」
- 「話が短い」
- 「部下に答えを教えない」
- 「内省タイムを定期スケジュールにいれる」
- 「会議の冒頭2分は雑談をする」
トップ5%リーダーの習慣 ①
「歩くのが遅い」
人の流れが活発なフロアの出入り口付近や、オープンスペースに360度カメラを設置しました。
その結果、なんと5%リーダーの59%の人が、明らかに平均よりゆっくりと移動していました。
5%社員の習慣とは逆の結果です。
5%社員はせっかちで、歩くスピードは一般社員よりも速かったのです。
5%リーダーは、メンバーから気軽に声をかけられるよう、あえてゆっくり歩いています。
「今ちょっといいですか?」と声をかけられるように計算して行動しています。
トップ5%リーダーの習慣 ②
「話が短い」
5%リーダーの58%は、発言頻度は多いが、発言時間は短いことがわかりました。
95%リーダーは「丁寧に話せば確実に相手に伝えることができる」と勘違いしています。
相手に思いが伝わるようにするには、メッセージをコンパクトにまとめて発する必要があります。
5%リーダーは、伝えたいことは短く、キーワードで伝えます。
自分が話すより、相手であるメンバーのほうが長く話ができるよう心がけます。
トップ5%リーダーの習慣 ③
「部下に答えを教えない」
変化の激しい今の時代に求められる人材は、自分で考えて、自分で動く人です。
仮に成果を上げる確実な答えがあったとしても、それをただ教えるだけの上司のもとでは、部下は考えることをやめます。
自分で考える部下を育成するには、答えを教えるのは逆効果です。
5%リーダーは、指導(ティーチング)と支援(コーチング)を使い分けます。
指導(ティーチング) | 支援(コーチング) | |
---|---|---|
目的 | 知識や機能の習得 | 目的達成のサポート |
役割 | 答えを教える | 答えを引き出す |
提供方法 | 手本を見せる | 質問して内省させる |
メリット | 多人数・同時にできる | 自立的になる /課題解決力が上がる |
デメリット | 受け身になる | 基本は1対1 /時間を要する |
5%リーダーは、「なぜ?」を繰り返して、問題の本質を追求することを支援します。
トップ5%リーダーの習慣④
「内省タイムを定期スケジュールにいれる」
5%社員は自然と自分の活動を振り返る習慣を持っていました。
2週間に1回、カレンダーを眺めながら過去の仕事と成果を振り返ります。
一方、5%リーダーは、振り返る時間を確保するために仕組み化をしていました。
手帳やカレンダーにあらかじめ「内省タイム」と書き込んでいたのです。
日常の業務に忙殺されるリーダーたちは、さまざまな予定が入ってきてしまいます。
そのため、あらかじめ水曜日か金曜日の午後3時あたりから10~15分の内省タイムを記していました。
なるべく仕組み化して、自分のやる気や疲れに依存することなく、行動を継続し続ける工夫をしていました。
トップ5%リーダーの習慣⑤
「会議の冒頭2分は雑談をする」
5%リーダーは、会議でリーダーが1人で話すのでなく、なるべく多くのメンバーが発言するよう心がけています。
そのために、チームの定例会議で冒頭2~3分の雑談をルール化していました。
飲食や天気の話など、仕事とは関係ない話をして、場を盛り上げます。
ある企業では、会議冒頭の雑談をふる役は、チーム内で順番にまわしていました。
そこで、雑談のルールをクライアン企業25社に展開して、効果を検証しました。
雑談ありの会議は、雑談なしの会議に比べて、このような結果がでました。
- 発言数⇒1.7倍増加
- 発言者⇒1.9倍増加
- 予定より早く終わる確率⇒45%
はじめに空気が温まれば発言もしやすく、アイディアも出てくるので、意思決定が進みます。
5%リーダーが仕切るすごい会議
このような会議を経験したことはありませんか?
- 偉い人から「何かアイデアを出せ!」と言われて、会議がシーンとなってしまう
- 勇気を出して発言しても、すぐに否定されてしまい、誰も発言しなくなる
クライアント企業の会議を総計8000時間以上記録して分析してみました。
そこで5%リーダーが仕切るすごい会議には4つのステップがあることが判明しました。
①アジェンダの事前共有
会議は準備で8割決まります。
会議の意義・目的を理解して自分ごと化して会議に参加させるためには「アジェンダの事前共有」が必須。
アジェンダのない会議は、椅子に座ることが目的になっているといっても過言ではありません。
②冒頭2分は雑談
社内会議の冒頭2分で雑談をすると効果と効率が高まります。
雑談は、参加者同士の共通点を探り合うコミュニケーションだとさらに効果が期待できます。
1つでも共通点が見つかれば一気に関係が深まることもあり、参加者全員が会話に参加できれば一体感も生まれます。
③最初に意義・目的を宣言
5%リーダーは最初の一言に魂を込めます。
この60分で業務効率を上げられるよう、3つのことを確実に決定します
このように、意義・目的を宣言し、数字を絡めて相手の記憶に残るようにコンパクトに話をすることが大切です。
事実から導き出された気づきや、その事象からもたらせられる参加者のメリット・デメリットを説明します。
④リーダーは話さない
会議はいくつかの種類あります。
- 情報共有
-
効率的な組織活動をするために状況の報告など、情報を共有する会議
- アイデア出し
-
参加者同士で意見や考えを出し合い、新しいアイデアを生み出す会議
- 意思決定
-
参加者同士で話し合うだけではなく、最終的なゴールして意思決定する会議
5%リーダーは、会議の種類(目的)を見極めて、自分の立ち位置を決めます。
「情報共有」と「アイデア出し」では、5%リーダーは一歩引いて、メンバーたちが中心になって会議を進めます。
会議中もメンバーに裁量権を渡し現場経験を積ませることで育成し、最強のチームを作ろうとしています。
まとめ
この本の目的は知ることではなく、できるようになることです。
偶然の出会いを必然にするのは、あなたの行動です。
引用元:『AI分析でわかった5%リーダーの習慣』
本書を読む前は、できるリーダー=意識が高くやる気に満ち溢れた人だと思っていました。
しかし、意外にも5%リーダーは「やる気があるか、ラッキーなことが起きるか、優秀な人材が入るか」という不確定要素に賭けることしない。
- やる気がなくても行動を継続できる仕組みをつくる
- 偶然の出会いを必然にする情報収集をする
- 一個人の能力に依存したりする組織はつくらない
そして、本書の目的は5%リーダーの行動を”知る”ことでなく”できる”ようになることです。
「へえー」と本を閉じるのでなく、ここは真似できそうと行動してみることが大切です。
今回はパパリーマンが真似ができそうなことピックアップしましたが、まだまだ5%リーダーの共通点はあります。
もっと他の習慣も知りたい!と思った人は、ぜひ一度、本書を読んでみてください。
オーディオブックの基本情報
オーディオブックを聴くなら『audiobook.jp』か『Audible』がおすすめです。
『audiobook.jp』
聴き放題 | |
チケットプラン | |
単品購入 | 1,080円 |
ナレーター:櫻井 慎也
再生時間:4時間43分
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『Audible』
聴き放題 | |
単品購入 | 2,900円 |
ナレーター:櫻井 慎也
再生時間:4時間44分
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